2002-03-07 ArtNo.28369
◆Concertoソフト、開発業務の15%をインドでアウトソース
【ニューデリー】Davox CorporationとCELLIT Technologies USAが合併し誕生したConcerto Software Inc(CSI)は、開発事業のための専門サービスをインドでアウト・ソーシングする計画だ。
インディアン・エクスプレスが3月6日報じたところによると、カスタマー・インターラクション・マネージメント・ソリューション・プロバイダーのCSIは向こう2年間に開発業務の15%をインドにシフトすることを計画している。CSIのAlex Tellez副社長によると、将来は独自のデベロプメント・センターを設ける方針で、同目的のために1000万米ドルをインドに投資する。しかしその際もインドにおける製品開発の中核に属せぬコンポーネントはアウトソースする。これには“コンタクト・センターのパフォーマンスをモニターするリポーティング・モジュール”、“欠陥管理(Defact management)”、“シン・クライアントの開発”等が含まれる。欠陥管理はソフトウェア新バージョンへの顧客のアップグレードを支援するヘルプ・デスク。
とは言え独自のデベロプメント・センターの設置は2年後以降になる。これは主に同社が開発し、マーケッティングしているソリューションは何れも国際市場をターゲットにしているためで、現状では独自のデベロプメント活動にそれほど関心はない。CSIはインドにおけるアウトソーシング・パートナーとして、Wipro、Network Solutions、Futuresoftに照準を合わせている。
インド市場の開拓についてはコンタクト・センター市場に注目しており、インド向けにカスタマイズしたソリューションを紹介する計画だ。CSIのPramod Ratwani副社長(アジア太平洋地域担当)によると、同社としては初のインド1国をターゲットにしたソリューションを近く紹介する。コンタクト・センター・ビジネスに関しては中小企業がこの種のマーケットの60%を占めているため、中小企業(SME)に照準を合わせると言う。
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