2002-03-07 ArtNo.28364
◆Telco、7人乗り多目的コンセプト・カーお披露目
【ジュネーブ】Tata SonsのRatan Tata会長は、ジュネーブにおける第72回インターナショナル・モーター・ショーの会場で、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)が開発を目指すコンセプト・カー“Tata Indiva”をお披露目した。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが3月6日、タタ会長の言を引用し報じたところによれば、全長4.27m、幅1.78m、高さ1.67m、軸距2.73mのTata Indivaは最も操縦しやすい7人乗り多目的車と言える。これは主に全長が短めなことによる。Indivaは効率的なスペースの利用をテーマに開発されたもので、3列の座席を有する。これらの座席は高めに設計されているため、広い視界と心地よい乗車性が確保され、安全性も優れている。しかしタタ会長は「コンセプト・カーは、コンセプト・カーに過ぎず、実際に市場に投入される際の最終的形状がどのようなものになるかは、明かでない。それは欧州やその他の地域の市場調査の結果やその時の需要動向によっても左右される」と指摘した。
欧州のBセグメント市場に注目するTelcoはまたIndicaをベースにした超ミニ、4ドア、3ボックスのセダンも陳列した。同モデルは今年末にはインド国内市場向けの生産が開始される。また来年は欧州市場向けにインディカをプラットフォームにしたエステート・バージョンも発売される。
タタ会長によると、Telcoは間もなくインディカ・プラットフォームを乗り越えた計画に着手する。インドはロー・コスト・カーを必要としており、この種の領域に進出する可能性がある。Telcoはまた主に輸出市場をターゲットにMagnaをプラットフォームにした大型乗用車を市場に投入する可能性も探っていると言う。
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