2002-03-05 ArtNo.28351
◆AOL/ニューズコープ/BBC/NHKの幹部が相次いで訪印
【ニューデリー】エンターテインメントがインフォテック革命の次のフロンティアとすれば、インドがその震源地になりそうだ。今月はAOLタイム・ワーナーのGerald M Levin重役(CEO)、Star GroupのJames Murdoch会長兼CEO、BBC WorldのPatrick Cross重役(MD)、NHKの今井義典氏、Motion Pictures AssociationのMichael Connors氏等、世界のエンターテインメント産業のリーダーが相次いでインドを訪れ、ビジネス行事や講演を予定している。
インディアン・エクスプレスが3月4日報じたところによると、3月14日にはAOLタイム・ワーナーのトップの座を間もなく退くLevin氏がインドを訪れ、政府主要閣僚と会談する他、インド産業連盟(CII)主催の会合で“インターネット:インフラストラクチャー・オブ・フリードム”と題して講演する。
翌3月15日には、ニューズ・コープのルパート・マードック会長兼CEOが訪れ、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)主催のジャンボリー“FRAMES”で講演するはずだったが、所用のためStar Groupの会長兼CEOを務める子息のジェームズ・マードック氏が父親に代わり講演することになった。同氏はインド訪問期間にインドにおけるニューズ・コープの投資計画や既存事業に検討を加えるものと見られる。
この他、FICCIのジャンボリーには、BBC WorldのPatrick Cross重役(MD)、NHKの今井義典氏、Motion Pictures AssociationのMichael Connors氏、HistoryチャンネルのCarl Meyer重役(MD)、TWI WorldwideのWilliam Sinrich氏、Ideal Broadcasting SystemのJames Butler氏らも出席、それぞれ講演する。
一方、Film Finance Incは、インドのフィルム完成保険保証サービス(film completion bond guarantee services)市場の開拓を目指し、Richard Soames社長をインドに派遣した。
またYashwant Sinha蔵相は最近の新年度予算演説後、新年度にはエンターテインメント産業とインフォテック産業に対する奨励策が講じられることを確認した。
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