2002-03-01 ArtNo.28322
◆Hexaware、仏Valtechと開発センター設置契約
【チェンナイ】年商1000クロー(US$2.05億)の地場教育訓練/ソフトウェア会社Aptech Ltd傘下のHexaware Technologies Ltd(HTL)は、フランス企業Valtechと、タミールナド州Chennaiに“Worldwide Development Centre(WDC)”を設ける、期間3年、総額2500万米ドルの契約を結んだ。
エコノミック・タイムズが2月27日報じたところによれば、年商1億2500万米ドルのEビジネス・コンサルタンシー・グループ、ValtechはミドルウェアやEAIテクノロジーを専門とし、フランス/英国/デンマーク/スウェーデン/ドイツ等の欧州諸国市場に強力なプレゼンスを築いている。
AptechのAtul Nishar会長によると、Valtechとのビジネスの向こう3年間の売上は5000万米ドルと見込まれ、HTLが内2500万米ドルを手にすることができる。HTLは既にチェンナイに1万6000平方フィートのWDCを設けており、来年は別に1万6000平方フィートの床面積が追加される。センターには当面100人が勤務し、その後3年内に250人に増員される。WDCは早ければ2003年までにValtechの売上の10%以上に貢献する見通しだ。
ValtechのJean Yves Hardy重役(CEO)によると、HTLは他社と提携してWDCビジネスを手掛けることもできる。
HTLのRusi Brij重役(CEO)によると、今回の提携の下、両社はそれぞれ相手の製品の販売を手掛けることもできる。言語問題からインド企業にとって欧州市場の開拓は容易でないが、ValtechはHTLの欧州市場開拓のインターフェースを務める。WDCはValtechの欧米顧客向けに法人アプリケーションの統合(EAI:Enterprise Application Integration)及びEビジネス・テクノロジー&サービスを手掛ける。多くの企業は無遅延型企業統合システム(ZLEAI : Zero Latency Enterprise Application Integration)の構築を目指しており、2001年のEAI市場規模は48億米ドルをマーク、2006年には110億米ドルに達する見通しと言う。
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