2002-03-01 ArtNo.28321
◆アップル、インドをeCo System開発のアウトソーシング拠点に
【ニューデリー】Apple Computerはそのデスクトップ及びオペレーティング・システム(OS)ビジネスを法人市場にまで拡張する努力の一環として、eCo Systemと称されるアップル・プラットフォーム・ベースのビジネス・アプリケーションを開発する上で、インドを主要なアウトソーシング拠点として利用する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが2月27日報じたところによると、アップルは最近、インドのソフトウェア企業と最新のOS“Mac OS X”をベースにしたビジネス・ソフトウェア・アプリケーションを共同開発することに関する契約を結んだ。アップルはまた他の独立系ソフトウェア会社(ISV:Indian independent software vendors)にも、これらの企業のアプリケーションをアップルのプラットフォームにポートさせるよう働きかけている。
アップルは、最近ハイエンドなデザイン専門家や若者向けのデスクトップ・コンピューター“iMac”をヒットさせたが、今やビジネス・アプリケーション領域への本格的な進出を目指している。
アップルのカントリー・マネージャー、B Mahendran氏によると、同社は最近トップ・インディアン・ソフトウェア会社数社と、Macプラットフォーム・ベースのアプリケーション開発に関する契約を結んだ。同社は数ヶ月前に同イニシアチブに着手したばかりで、目標実現までの道程は遠い。しかし最終的には大量のアウトソーシングがインドで行われることになると言う。
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