2002-02-28 ArtNo.28305
◆Ranbaxy、狭心症薬ニフェジピンのマーケッティング権獲得
【ニューデリー】インド最大の製薬会社Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)は米国Penwest社と、心血管症治療薬“Nifedipine XL”のマーケッティング契約を結んだ。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが2月26日報じたところによると、同契約の下、RLLは、中国、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、南アフリカ、スリランカにおける独占販売権と、メキシコにおける非独占販売権を認められた。これらの市場におけるニフェジピンXLの市場規模は5000万米ドル前後と見積もられる。RLLはマドヤプラデシュ州Indore近郊Dewasに設けた工場で、同薬品を製造するが、ニフェジピンXLの投与システムは複製することが難しいため、ジェネリック・バージョンとの競争の脅威は当面存在しない。RLLは純売上の一定比率をロイヤルティーとしてPenwestに支払う。
高血圧の治療に効果を発揮する心血管薬品ニフェジピンXLはPenwestのTIMERx薬品投与技術を用いて開発された。PenwestとRLLは他の薬品に関しても共同開発を行い、RLLがマーケッティングを引き受けることで合意した。
RLLは今回の契約を通じ、心血管領域のポートフォリオを拡大でき、PenwestはRLLを通じて米国以外の市場を開拓できると言う。
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