SEAnews 2002-02-28 ArtNo.28298

【コルカタ】タタ・グループ傘下のエアコン及び冷蔵庫メーカー、Voltas Ltdは、1)“新製品の定期的投入”、2)“ブランド・ビルディング”、3)“サービス網の拡張”の3戦略を通じてエアコン・リテール・セグメントのトップに浮上する計画だ。
Voltasは同戦略に基づき先週土曜、最も急速に成長するエアコン・リテール市場に新モデル“Vertis”を投入した。ビジネス・スタンダードが2月25日、西ベンガル州KoltataにおけるR S S N Raju副社長(西部/南部担当)及びK J Jawa副社長(北部/東部/中部担当)の発言を引用し伝えたところによると、エアコン市場全体の29％のシェアを占め、最大プレーヤーにランクされるVoltasは、400クロー(US$8203万)のリテール市場では日本や韓国のプレーヤーに後れをとっている。リテール市場は年率26％の成長を見、エアコン市場の各セグメントの中で最も急速な成長を遂げている。
米国のFedders International Incと合弁で製造したVertisのコスト回収期間は2年で、米国水準の品質と、中国製品並みの価格をセールス・ポイントにしている。Voltasはこの他。9－10月の間に、新シリーズの発売を予定している。昨年はブランド・ビルディングに10クロー(US$205万)を投じたが、今年はより大きな額を投入、近く新広告キャンペーンを開始すると言う。