【バンガロール】年商452億米ドルのコンピューティング・ソリューション/サービス・プロバイダー、Hewlett Packard Companyは、カルナタカ州Bangaloreにワールド・クラスの研究施設、HP Labs Indiaを設立する。
デカン・ヘラルドが2月26日報じたところによると、HPラブズ・インディアのSrinivasan Ramani調査部長は25日記者会見し、以上の消息を明らかにした。それによると、HPラブズ・インディアには約40人が勤務、インド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)バンガロールやインド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)チェンナイ等の研究機関の科学者や技術者と、インドに関係した技術、即ち、時代の潮流を成す社会的/文化的/経済的/技術的ドライバ(一般にOSの機能を拡張し、周辺機器を利用可能にするプログラムのこと)に関する理解を深めることを通じてインドにとって有益で、経済的採算性も備えた技術的ソリューションを共同開発する。
HPは、米国マサチューセッツ州Cambridge/カリフォルニア州Palo Alto、英国のBristol、フランスのGrenoble、イスラエルのHaifa、そして東京に同様のラブを設けている。これらのラブはまた、その社会的使命、即ちデジタル格差を埋め、伝統的にサービスが行き渡っていない市場(Underserved market)における社会的/経済的機会へのアクセスを拡大することを通じてHPのEインクルージョン・イニシアチブを支援する。
Debra Dunn副社長(戦略/法人業務担当)によると、HPの当面のフォーカス・エリアには言語技術(コンピューターのためのスピーチ・コミュニケーション・インターフェース等)、インターネットへの接続を可能にする低コストなアクセス装置、共有モードで使用可能な装置やソフトウェアが含まれる。ラブはまた途上国の小都市や農村におけるコミュニケーションのコンセプトや技術、さらには使い勝手が良く、トラブル・フリーな情報技術(IT)機器やソフトウェアを用いたヒューマン・インターラクションのための新モデルを構築すると言う。