2002-02-26 ArtNo.28294
◆中央銀行、銀行界に管理情報システムの導入加速督励
【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は、銀行界に2003年1月までにリスク・ベースの監視(RBS:risk-based supervision)システムを構築するため、管理情報システム(MIS:management information systems)を導入、支店間の相互接続を強化するよう求めた。
インディアン・エクスプレスが2月24日報じたところによると、RBIのG Muniappan副総裁は先週金曜に催された金融機関幹部との会議の席上、銀行界のRBSメカニズム導入の進捗状況を点検するとともに、以上の指示を行った。それによると、国内銀行界は来年1月1日からRBSメカニズムに移行せねばならない。
中央銀行は2001年8月に発した通達の中で、2003年3月末をRBSメカニズム導入の最終期限とし、全ての銀行に対してソフトウェア・テンプレートの提供を保証する一方、銀行界に1ヶ月以内にメカニズムを構築するよう指示した。
中央銀行はその際また、CAMELS(資本充足度Capital Adequency/資本内容Asset Quality/管理能力Management/収益力Earnings/流動性Liquidity/市場リスクへの反応性Sensitivity to Market Riskの頭文字)格付け制度(rating system)をリスク管理の重要な手法として採用するよう銀行界に指示した。
この日の会議では、多くの銀行がタスクフォースを設け、RBSメカニズム導入に取り組んでいることを報告したが、同時に様々な問題や困難が提起された。
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