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2002-02-25 ArtNo.28269
◆Sunflag/Indian Seamless、VISLのデュー・ディリジェンス完了
【ムンバイ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)がVisvesvaraya Iron & Steel Plant (VISL)の合弁パートナー求めて募集した入札に入札意向書(EOI:expressions of interest)を提出した地元特殊鋼会社、Sunflag Industries Ltd(SIL)とIndian Seamless Metal Tubes Ltd(ISMTL)は、何れもデュー・ディリジェンス(due diligence:証券発行時に発行者が提供する情報が証券法の開示基準に適合しているかどうか弁護士が確認する業務)を完了したようだ。
インディアン・エクスプレスが2月21日、SAIL筋の消息として伝えたところによれば、内外の潜在パートナーにVISLの74%の権益がオファーされたが、入札意向書を提出したのはSILとISMTLの2社だけだった。カルナタカ州Badhravatiに設けられたVISLのプラントでは、年間20万5000トンの溶銑(hot metal)と同7万7000トンの合金鉄及び特殊鋼を製造できる。
デュー・ディリジェンスは昨年11月に完了するはずだったが、VISL従業員の妨害により、遅延していた。SAILオフィシャルによれば、合弁事業に転換された後もVISL従業員の利益は保証されると言う。
業界観測筋によると、赤字経営のVISL権益に300クロー(US$6153万)以上の値がつく可能性は少ない。内陸に設けられたVISLプラントは港湾からも鉄道路線からも遠く離れており、加えてカルナタカ州の電力コストは極めて高い。SAILは電力を節約する狙いから500クロー(US$1.025億)を投じて高炉を増設したものの、アナリストらは、新たな浪費と評している。同プラントは合金鉄の製造等、特殊目的にしか使用できないが、合金鉄メーカーが同プラントに価値を見出すのは、電力コストが抑制された場合に限られると言う。
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