SEAnews 2002-02-25 ArtNo.28267

【ニューデリー】中核インフラ産業6業種の2002年1月の成長率は5.9％と、前年同月の僅か1.6％から顕著な回復を見た。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが2月21／22日報じたところによると、原油生産を除き、石油精製、石炭、電力、セメント、鉄鋼完成品の生産は2ヶ月連続成長率の顕著な回復を見た。中核インフラ産業は2001年12月には4.2％の成長を遂げており、月間成長率が5％を超えたのは今会計年度に入って以来9月に続き2度目。しかし年初10ヶ月(2001/4-2002/1)の成長率は2.5％と、前年同期の6.3％を下回った。
今年1月の成長率を部門別に見ると、セメント部門は17.4％と、前年同月のマイナス13.3％から目覚まし回復を見た。以下、石油精製は昨年同月の6.5％から10.1％に、鉄鋼完成品は8％に、石炭は1.7％から5.2％に、電力は3％から3.8％に、それぞれ成長率を加速させたが、原油部門の成長率は7.9％からマイナス1.5％に落ち込んだ。1月の原油生産は前年同月の228万トンから277万8000トンに下降した。
石油精製は1月に873万2000トン、年初10ヶ月に7945万8000トン、鉄鋼完成品は1月に272万6000トン、年初10ヶ月に2546万5000トン、電力は1月に443億9900万ＫＷＨ、年初10ヶ月に4276億9000万ＫＷＨ、石炭は1月に3210万トン、年初10ヶ月に2億5850万トン、セメントは1月に926万4000トン、年初10ヶ月に8817万トンを、それぞれマークした。
年初10ヶ月の原油生産は前年同期の2729万トンから2679万3000トンに1.8％下降した。石油精製は前年同期の23.7％の伸びから4.9％に、石炭は同4.9％から3.7％に、電力は同4.6％から2.9％に、鉄鋼完成品は同8.2％から1.1％にそれぞれ成長が鈍化したが、セメント生産は前年同期の0.4％から7.5％に成長を加速させた。