2002-02-25 ArtNo.28266
◆今年の農業成長率、過去最高の7%マークも:農業省次官
【ニューデリー】今年(2001-02)の穀物生産は1999-2000年に記録された2億887万トンを凌ぐ2億900万トンに達する見通しで、昨年の1億9614万トンに比べほぼ7%の成長が見込まれている。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが2月22日報じたところによると、農業省のJNL Srivastava次官は“農業コストの算定と最低支持価格の設定(estimation of cost of cultivation and fixation of minimum support prices )”と題するセミナーの席上、以上の消息を語った。それによると、同予測が正しいとすれば、生産量の面でも成長率の面でも過去最高が記録されることになるが、今会計年度の農業生産のより正確な数字は、rabi作物(春先に収穫する作物)の収量が明らかになる4月に初めて知ることができる。実際のところkharif作物(初冬に収穫する作物)の収量についても依然として算定作業が進められている。
農業省は2001年9月に2001-02年のkharif作物の収穫量を1億310万トンとする初歩的な予測値を発表した。同省はrabi作物の収穫量は1億600万トンと予想しており、通年の生産量は2億910万トンになる。伝統的にkharifとrabiの収穫量の比率は60:40だが、上記の予想通りならrabiの収穫量が今回初めてkharifの収穫を上回ることになる。rabiの収穫量は1999-2000年にほぼkharifと同レベル(各1億400万トン)に達したが、上回るには至らなかった。
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