2002-02-21 ArtNo.28263
◆日本産ペンタエリトリトール/欧州産フェノールに反ダンピング税
【ニューデリー】商工省傘下の反ダンピング局(anti-dumping authority)は欧州連合(EU)/シンガポール/南アフリカ産フェノールに対する反ダンピング調査を開始した。他方、反ダンピング及び関連税総局(Directorate General of Anti-Dumping and Allied Duties)はカナダ/日本/台湾産ペンタエリトリトール(Pentaerythritol:殺虫剤原料)に暫定反ダンピング税を課すことを提案した。
エコノミック・タイムズが2月19日報じたところによると、輸入フェノールに対する反ダンピング調査はHindustan Organic Chemicalsの訴えに基づくもので、DGADは2001年4-12月の間の輸入に対して調査を行う。
またカナダ産ペンタエリトリトールには1メートル・トン当たり113.5米ドル、日本産には同174.7米ドル、台湾産には同248.6米ドルの暫定反ダンピング税が課される。DGADはKanoria Chemicals and Industriesの訴えに基づきこれら3国から輸入されるペンタエリトリトールに対する調査を行い、黒と判定したと言う。
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