SEAnews 2002-02-21 ArtNo.28258

【ニューデリー】Philipsはオーディオ市場におけるシェアを2000年の26.8％から2001年の35.1％に拡大、市場占有率トップに浮上した(ｶﾚﾝﾀﾞｰ･ｲﾔｰ以下同様)。
エコノミック・タイムズが2月20日、市場調査会社ＯＲＧの発表を引用し報じたところによれば、フィリップスの急浮上は、主にＶＣＤ付きミニ・システムの売上を価格／数量共に5倍以上拡大したことによる。ミニ・システムは今やオーディオ市場全体のほぼ3分の1を占めている。アナログ・オーディオ製品はデジタル製品、取り分けＣＤ／ＶＣＤ付きミニ・システムに取って代わられた。しかし昨年のオーディオ市場そのものは、価格ベースで10.2％、数量ベースで5％の縮小を見た。
アイワはオーディオ市場2位の座をソニーに奪われたものの、アイワのシェア縮小に乗じて販路を拡大したのはフィリップスだった。一時はマーケット・リーダーも務めたアイワは2000年の19％から7.2％にシェアを縮小、Panasonic、BPLにも追い越され、5位に後退した。昨年12月のアイワのシェアは過去最低の2.1％に落ち込んだ。