2002-02-21 ArtNo.28257
◆Dリンク/ギガバイト、インドでマザーボードを共同生産
【ニューデリー】台湾系2社、年商8億2500万米ドルのネットワーキング機器メーカー、D-Link Systems, Inc.と年商8億米ドルのマザーボード・メーカー、Gigabyte Technology Ltdは、インドでマザーボードを共同生産することで合意した。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが2月20日、D-Link Indiaのステートメントを引用し伝えたところによると、D-Linkの子会社D-Link Indiaは、“Digilink-Gigabyte”商標のマザーボードの開発・製造・マーケッティングを手掛ける。D-Link IndiaのKR Naik会長によると、インド全国をカバーするマーケッティング・チャンネルを有するD-Link Indiaは、Intel及びAMDとも製品開発協力を結んでいるGigabyteと提携することにより、最新の製品をインドに紹介できる。
インドにおけるマザーボードの製造コストは4米ドルと、中国の5米ドル、台湾/シンガポールの7-8米ドルを下回る。同社はこのコスト競争力を梃子に、他社にハードウェア製造サービスを提供、輸出市場を開拓する。同社がインドに設けた表面実装組み立てライン6本は十分な余剰能力を備えており、月間10万ユニットのマザーボードを製造する余力を有する。D-Link Indiaは、今後Goa工場で月間3万ユニットを生産、Gigabyteとの協力初年度にインド・マザーボード市場の少なくとも25%のシェア獲得を目指す。
D-Link Indiaの昨年の営業額は250クロー(US$5127万)をマーク、今会計年度には10%の売上増を見込んでいる。D-Link Indiaには台湾本社が34%、Naik氏とそのパートナーが約25%を出資、残りのシェアは一般投資家と非居住者が握っている。
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