【ニューデリー】インド政府は、ロシア鉄鋼大手の支援受け入れを柱とする赤字経営会社Indian Iron and Steel Company (Iisco)の再建パッケージを準備している。
インディアン・エクスプレスが2月20日報じたところによると、B K Tripathy鉄鋼相は、19日に催された鉄鋼省付属諮問委員会の会議の席上、以上の消息を語った。それによるとIisco再建案は間もなく完成する。なおHindustan Steel Companyの再建案は大蔵省の協力を得て既に実行に移されている。
景気後退、インプット・コストの上昇、国際鉄鋼価格の下降に災いされ、Steel Authority of India Ltd(SAIL)は今会計年度当初9ヶ月間に1290クロー(US$2.64億)の損失を計上した。
諮問委員会はSAILに対し、逆境を乗り切り成長を実現するための戦略立案を求めるとともに、Yashwant Sinha蔵相に新年度予算案に鉄鋼製品に対する消費税の引き下げと輸入税の引き上げ措置を盛り込み、鉄鋼業界の苦境乗り切りを支援するよう要求した。