2002-02-19 ArtNo.28241
◆政府、ハジラLNGターミナル完成期日の2年繰り延べを許可
【ニューデリー】インド政府はRoyal Dutch Shellがグジャラート州Haziraに計画する年間処理能力500万トンの液化天然ガス(LNG)輸入/再ガス化ターミナルの完成期日を2004年1月5日に、2年延期することを条件付きで認めた。
インディアン・エクスプレスが2月14日オフィシャル・ソースの消息として報じたところによると、これに伴いシェルが関係プロジェクトを進めるために設ける完全出資子会社の設立期限も2002年1月6日から2004年1月5日に繰り延べられた。しかしプロジェクトの完成期日を2004年1月5日以降に再度延期することは最早認められない。
シェルは外国投資促進局(FIPB)からHazira LNG Private Ltdの払込資本に占める外資の上限を1億6200万米ドルから1億9200万米ドルに引き上げることを認められ、また中央政府からグジャラート州内の電力消費者だけでなく、全国のガス消費者を顧客にすることを許可された。
シェルは、LNGの輸入や、国内における天然ガスの調達、さらにはLNG及び天然ガスの輸送・販売を手掛ける新会社を別に設立することを計画している。
13万5000立米のLNG輸送船4隻の建造は三菱重工業と韓国のDaewooに発注されている。最初のLNGは2002年下半期に輸入される。
ハジラLNGターミナルは2002年から部分的(年間100万トン)に稼働、2003年12月までにフル操業する。シェアルはこれまでに同プロジェクトに3000万米ドルを投資した。
インド西海岸では、この他Petronet Ltd、Gujarat Pipavav LNG (GPLNG) Ltd、Tatas-Total-GAIL consortiumがLNGターミナル事業を手掛けており、RelianceもJamnagarにLNGターミナルを設ける可能性を探っているとされる。
|