2002-02-19 ArtNo.28240
◆Zuari、パラディープ・フォスフェイトを3年内に黒字に転換
【ニューデリー】K.K.Birlaグループ傘下のZuari-Chambalグループは74%の政府持分を落札したParadeep Phosphates Ltd(PPL)を3年で黒字に転換する計画だ。
Zuari Industries Ltd(ZIL)とモロッコの国営燐鉱石公社Office Cherifien des Phosphates(OCP)傘下のMaroc Phosphoreが各51%と49%出資する合弁会社Zuari Maroc Phosphates(ZMP)は、先週金曜(2/15)、PPLの政府持分を151.70クローで落札したが、ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが2月18日報じたところによれば、ZILのH S Bawa重役(MD)は以上の方針を明らかにした。
それによると、PPLは2001年3月現在累積431.50クローの累積損失を抱えている。今会計年度にはさらに120クローの損失を積み増す見通しだが、4年目からは利益を計上できる見通しである。
ZMPは50~100クロー(US$1025万-2051万)を投じて、向こう12~18ヶ月間にPPLの燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium phosphate)の年間製造能力を現在の72万トンから100万トン以上に引き上げることを検討している。
現在ZILの年間DAP製造能力は70万トン、Chambal Fertilizers & Chemicalsのそれは20万トンで、これに拡張されたPPLの設備を加えるなら、Zuari-ChambalグループのDAP製造能力は、Oswal一族企業、Oswal Fertilizers & Chemicalsの年産170万トンを追い越し、国内最大になる。
PPLはOCPに対して多額の燐鉱石輸入代金を滞納しているが、Bawa氏は主要株主になったOCPに対する輸入代金の返済はPPLの利益からなされると語った。
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