2002-02-18 ArtNo.28236
◆金融機関、チャタジー氏のハルディア石化支配権益掌握を阻止
【ムンバイ】Industrial Development Bank of India (IDBI)に率いられる債権金融機関はHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)の51%の権益をPurnendu Chatterjee氏が率いるThe Chatterjee Group (TCG)に譲り渡すと言う西ベンガル州政府の方針にマッタをかけた。
ビジネス・スタンダードが2月15日債権金融機関筋の消息として伝えたところによると、金融機関は元・利支払いの繰り延べと過去に遡って最優遇貸出金利以下に金利を引き下げると言うチャタジー氏の債務再編案を拒絶するとともに、現時点ではHPLの株主構成に如何なる変更を加えることも認めない姿勢を確認した。
金融機関とHPLプロモーターが結んだ借款協定には、金融機関の了解を得ることなく株主構成に変更を加えることを禁じることが明記されている。金融機関はまた負債/自己資本比率を現在の4:1から1.8:1に引き下げるよう求めた。このことは既存のプロモーターが追加資金をHPLに注入することを意味する。チャタジー氏は現実的な債務再編案を示しておらず、仮にIndian Oil Corporation(IOC)がより現実的再編案を提起するなら、金融機関はIOCがHPLの支配権益を掌握することを認める用意がある。
HPLの2001年10-12月の売上は551クロー(US$1.13億)と、前年同期の687クローから19.78%下降した。2001年8月に商業生産を開始した同社は、損失額を拡大させ続けていると言う。
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