2002-02-18 ArtNo.28231
◆GEメディカル、キー・コンポーネント製造業務をインドに移転
【バンガロール】年商84億米ドルのGE Medical Systems(GEMS)は、医療機器のキー・コンポーネント製造業務をインドに移転する。例えば、米国ミルウォーキーからはコンピューター断層撮影検出器(computed tomography detectors)及び磁気共鳴(MR:magnetic resonance)コイルの製造業務が、フランスのBucからはCT(computed tomography)管の製造業務が、それぞれ移転される。
エコノミック・タイムズが2月16日伝えたところによると、GEMSが地元パートナー、Bharat Electronics Ltd(BEL)と合弁で設立したGE BELはCT検出器とCT管を、またGE X-rayはMRコイルを、それぞれカルナタカ州バンガロールで製造する。
GEMSのJoe Hogan社長兼CEOによると、インドにおける製造規模、コンポーネント製造施設のサイズは、2倍に拡大される。GEMSのコンポーネント製造業務は向こう5年間にインドに移される。目下GEMSのインドにおける資産ベースは5000万米ドル前後だが、向こう5年間にこれも2倍に拡大される。
GEMSは3億1500万米ドルと見積もられるインド医療機器市場の40%のシェアを占めているが、同社は単に市場シェアを拡大するだけでなく、インドのニーズに応じた製品の開発を通じ市場規模そのものの拡大を図る。取り分け心臓病治療領域のビジネスに注目していると言う。
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