2002-02-15 ArtNo.28218
◆Strand/Biocon 、バイオマーカー分析システムを共同開発?
【バンガロール】バイオインフォマティクス・プレーヤー、Strand Genomicsとカルナタカ州バンガロール拠点の指導的なバイオテクノロジー・プレーヤー、Biocon Ltdは、バイオマーカー(Biomarkers:土壌、海底・湖底堆積物、堆積岩、エアロゾル、氷床、隕石などの地球惑星試料に含まれている生物に由来した有機分子の内、生体内でしか合成できない炭素骨格を持つもの。生物指標/分子化石とも)研究領域で採取されたデータの分析システムやその他の知的財産を共同開発する可能性を協議している。
インディアン・エクスプレスが2月14日伝えたところによれば、バイオマーカーに関する研究は、バイオコンの主要な事業領域の1つで、糖尿病、喘息、心臓病等の疾病の治療に役立つバイオマーカーの発見を目指している。
他方、最近、ハイエンドなイメージ・モデリング/分類ツール“Sphatika”を発売したストランドは3ヶ月以内にマイクロアレイ、データマイニング、ワークフロー領域の3つの新製品を発売する。ストランドのSrinivasan Seshadri重役(CEO)によると、バイオコンとの共同開発プロジェクトは興味深いビジネス機会をもたらしそうだ。ストランドはバイオマーカー・データー分析のためのバイオインフォマティクス・ツールを開発する能力を備えている。ストランドとバイオコンは現在既にある種の顧客のニーズに応じるため提携しており、今後こうした提携関係の一層の強化が図られる。
ストランドはまたアウトソーシング・プロジェクトを手掛けるための従来とは異なるモデルの構築を図っている。単に顧客から求められたプロジェクトを手掛けるだけでなく、コンピューターライズされた問題解決方式を作成、その後この種の機能を同社製ツールに組み込んでいる。こうしたツールは最終的に同社の総合的プラットフォーム“Oyester”に統合される。
ストランドは今年末までにスタッフの数を100人に増員するとともに、政府がカルナタカ州に開発する予定のバイオテック・パークに500シートの新施設を設けることも計画していると言う。
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