2002-02-15 ArtNo.28208
◆Jindal Strips、米国子会社の持分を50%未満に引き下げ準備
【ニューデリー】OP Jindal一族に率いられるJindal Strips Ltd(JSL)は米国子会社Massilon Stainless Inc(MSI)の持分を現在の62%から50%未満に引き下げる計画だ。
インディアン・エクスプレスが2月12日報じたところによれば、JSLのArvind Parakh財務担当取締役はPTI通信に以上の消息を語った。それによると、これは地元プロモーターが支配権益を握る企業に優遇措置を適応する方針を決めた米国政府の新政策に対応するための措置で、同政策の下、バイヤーは米国人が支配権益を握るサプライヤーと優先的に契約を結ぶことになる。このためMSIの過半数権益を米国人に委ねることにより、JSLは大手自動車会社や他の業界の主要プレーヤーに製品を納入できる。また譬えMSIの過半数権益を米国人パートナーに与えても、JSLはMSIの経営権を維持できる。しかし同措置によりJSLに現金が環流することはない。
JSLが2年前にBethelem Steelから支配権益を買収したMSIは年産4万トンの冷間圧延施設を擁し、目下年間3万~3万6000トンを生産している。
一方、ハイボリューム、ハイバリューな海外市場の開拓に力を入れるJSLは、中国、ベトナム、欧州にオフィスを開設する計画で、特に中国市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
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