2002-02-14 ArtNo.28200
◆情報技術産業、年初9ヶ月のスタッフ損耗率4%に下降
【ムンバイ】インド情報技術(IT)産業の今年初9ヶ月(2001/4-12)のスタッフ損耗率は、前年同期の14%から4%に下降した。
エコノミック・タイムズが2月11日報じたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)のPhiroze Vandrevala会長は同紙に以上の消息を語った。それによると損耗率は過去数年下降線を辿っており、例えば1999-00年には18%に達したが、2000-01年には14%に下降した。今会計年度に入って、取り分け9月の米国におけるテロ事件後、景気が急速に冷え込んだのに伴い、スタッフ損耗率も劇的な下降を見た。
業界筋は、米国市場には復調の兆しが生じており、景気が回復するならスタッフの損耗率もまた上昇に転じると予想している。しかしNasscomは、メンバー企業にリクルートに関わる倫理綱領を配布、損耗率の再上昇に歯止めをかけることを試みていると言う。
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