1995-08-19 ArtNo.2820
◆<馬>北方成長の三角地帯構想下の事業覚書M$80億
【クアラルンプル】インドネシア・マレーシア・タイランド成長の三角地帯(IMTGT)構想下にこれまでに約40件、総額80億Mドル以上の投資プロジェクト覚書が調印された。
マレーシア政府の経済顧問を務めるダイム・ザイヌディン前蔵相が16日に催された陸軍士官学校ダイナーズ・クラブ晩餐会で語ったところによれば、これらには総コスト20億米ドルと見積もられるペナン/ソンクラ陸橋計画の他、通信、発電、農業、漁業、貿易、インフラ開発プロジェクトが含まれる。北部マレーシアでは国内総生産(GDP)に占める製造業の比率が29%で有るのに対し、北スマトラのそれは10%、南部タイは3.5%と、北部マレーシアの工業化が比較的進んでいる。従って当面他の2地区の住民の北部マレーシアへの出稼ぎが生じるが、これら2地区の経済成長も促進されるため、出稼ぎ労働者は最終的に故郷に戻り、非合法移民問題も解決すると言う。(NST,MBT,ST,BT:8/18)
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