2002-02-11 ArtNo.28183
◆ティムケン、ベアリング年産量を200万トン・アップ
【コルカタ】米国を拠点に特殊鋼やベアリングの製造を手掛ける、年商25億米ドルのTimken Companyの子会社Timken India Ltd (TIL)は、年産能力を現在の260万トンから来年末までに200万トンほど拡張する。
ビジネス・スタンダードが2月8日、TILのShyamal K Sinha副MDの言として伝えたところによれば、同社は如何なる製品の製造を拡張するか、製品ミックスや新規導入する製造機械の種類に検討を加えている。大部分の機械設備は米国コロンビアと英国Dustonに設けられた親会社の工場から調達する。
TILはTimken Companyのインド子会社からインドをベースにしたTimkenへの変身を図っている。同再編の目的は、インドの国内需要の変化に応じあらゆる種類の製品を自ら製造するのではなく、親会社が全世界に設けた51のプラントから必要な製品をアウトソーシングすることにある。これによりインド顧客は如何なる製品でも直ちに供給を受けられ、また過剰設備や滞貨を抱える恐れもなくなる。
設備拡張後、現在160クロー(US$3315万)台のトップ・ラインに60クロー(US$1243万)ほど上乗せできる見通しだ。しかし今年はボール・ベアリング・メーカーにとって最悪の年で、トップ・ラインは20%ほど下降、ボトムラインにも深刻な影響が予想されると言う。
|