1995-08-19 ArtNo.2818
◆<馬>米国GSPの延長は求めない:首相
【クアラルンプル】マハティール首相は17日、マレーシア産品の対米輸出に対する一般特恵関税(GSP)の適応延長を米国政府に求める考えのないことを明らかにした。
米国政府は1997年1月1日をもってマレーシア産品をGSPの適応から除外する方針とされるが、この日某セミナーの開幕式を主宰したマハティール首相によれば、もしマレーシアがGSPの適応延長を求めれば、米国は有る種の条件を付けるものと見られる。マレーシアはこの種の干渉を受けることを欲しない。外資誘致等の面で米国GSP適応除外の影響は免れず、こうした影響は数年に及ぶ可能性も有る。また対米貿易が縮小する可能性もある。しかしマレーシアはこの種の経済圧力を加えぬ国との貿易を拡大するよう努めると言う。
一方、ラフィダ通産相はこの日マレーシア経営管理研究所主催のセミナーで代読されたスピーチの中で向こう5~10年間にマレーシア産品は全ての国のGSP適応対象から除外される恐れが有るとし、業界に準備を整えるよう呼びかけた。(BT,LZ,NST,MBT:8/18)
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