2002-02-07 ArtNo.28161
◆Aurobindo Pharma、年商US$8億目指す
【ムンバイ】アンドラプラデシュ州ハイデラバードをベースにするAurobindo Pharmaceuticals Ltd(APL)は向こう3年内にその年商を現在の3倍以上、8億米ドル前後に拡大する計画だ。
ビジネス・スタンダードが2月5日報じたところによると、APLのSrinivas Lanka取締役は、2-3年で売上を昨年の996クロー(US$2.06億)から3000~4000クロー(US$6.2億-8.3億)に拡大することに自信を表明した。同氏によると、今会計年度の売上は1000クロー(US$2.07)を超え、内輸出売上が550クロー(US$1.14億)を占める見通しだ。
同社は向こう3年間に輸出売上も1000クローに拡大することを目指している。同目的を実現するため、一部の製品はインドから直接輸出、一部はターゲット市場に合弁会社を設立して販路を開拓する。APLはまた規制の厳しい先進国の何れの市場においても特許権切れ薬品のトップ・スリー・サプライヤーに列することを目指しており、72カ国の関係当局に約800件の製剤ライセンスを申請、これまでに281件の認可を獲得した。インド、中国、ブラジルには、それぞれアジア/中東ハブ、極東ハブ、ラテン・アメリカ・ハブが既に設けられている。
APLはバルク及びジェネリックス領域の国際プレーヤーを目指す次のステップとして、ジェネリック薬品の製造や製造プロセスの開発を手掛ける会社の買収、あるいはこの種の企業への出資を計画している。また向こう18ヶ月間に国際証券市場への上場を果たす計画だ。
APLは規制の厳しい先進国市場の開拓を目指し、インド国内とロスアンゼルスにそれぞれ製剤ユニットを設け、組織再編の仕上げ作業を進めている。同プロセスにこれまでに188クロー(US$3895万)を投資した同社は、次期会計年度下半期にさらに50クロー(US$1036万)を投資する。APLは国内では主にバルク薬品もしくは活性製剤成分(API:active pharmaceutical ingredient)の製造に従事、製剤ビジネスの売上は、営業額全体の4%を占めるに過ぎない。
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