2002-02-07 ArtNo.28160
◆第3四半期のソフトウェア&サービス輸出25%アップ
【ムンバイ】今年第3四半期(2001/10-12)のソフトウェア&サービス輸出は、前年同期の7270クローから9100クロー(US$18.85億)に25%拡大した。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが2月5日報じたところによると、全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)のPhiroz Vandrevala会長は4日、以上の最新調査データを発表した。それによると年初3四半期の合計輸出収入は、前年同期比31%の伸びを見たが、第3四半期の輸出売上は第2四半期の8900クローを僅か2.2%上回ったにとどまった。しかしNASSCOMは依然として今年通年の成長目標(30%)を実現できるものと見ている。同協会によれば、今会計年度末には、インドの情報技術(IT)産業は、国内産業のみならず、世界的にも最も急成長を遂げる産業の1つになる見通しだ。今会計年度を通じて輸出総額の16%に貢献し、50万人に就業機会を提供する見通しのインドIT産業の投資額は約16億米ドルと見積もられる。
2001年はインドソフトウェア企業の試金石になった。米国景気の後退、取り分け昨年9月のテロ事件後顕著になった主要顧客の支出削減や契約取消、プロジェクトの繰り延べにより、インドIT産業は深刻な影響を被ったが、第4四半期も厳しい状況が持続するもの見られる。
通常のオンサイト・ジョブの求人はピーク時に比べ50%ダウン、通常のオンサイト・スキル、例えばC++やJavaの価格は20~40%下降、インド企業の研究開発(R&D)顧客トップ15社のR&D支出は2000年第4四半期の110億米ドルから2001年第3四半期の90億米ドルに縮小した。LucentやNortel等の指導的ハイテク顧客はパートナーに対するコミットメントを大幅にカットした。
しかし2002年の状況は回復する見通しだ。米国の第4四半期国内総生産(GDP)は第3四半期の不振から力強い回復を見るものと予想される。しかしながらIT予算は横這いで、価格圧力は一層強まる見通しと言う。
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