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2002-02-07 ArtNo.28150
◆ハルディア石化、ナフサ・クラッカーの操業再開
【コルカタ】インド第2のポリマー製造会社、Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)は先週、年産46万6000トンのナフサ・クラカーの運転を3日間ストップしたが、4日に操業を再開した。
エコノミック・タイムズが2月5日伝えたところによると、HPLスポークスマンは運転停止は技術的理由によるもので、生産スケジュールに大きな影響はないと語った。しかし詳細は明らかにしなかった。インド東部地区で操業する唯一の石油化学コンプレックスは昨年12月にも技術的問題を理由に3日間操業を停止した経緯がある。
HPLは年間70万トンのポリマーと、50万トンの化学品を製造するキャパシティーを備えているが、国内ポリマー価格の軟化や、米国におけるテロ事件後の内外における需要減退から深刻な売上の下降を経験している。同社幹部は昨年12月に、2002年3月期の年商が、3000クロー(US$6.2億)の目標を25%ほど下回るものと予想した。
西ベンガル州政府は先月、東部インド・ポリマー市場の63%のシェアを占め、全国レベルではReliance Industriesに次ぐ、第2のプレーヤーでもあるHPLの経営権をSoros-Chatterjee groupが掌握することを認める方針を発表した。
一方、インディアン・エクスプレスが2月5日報じたところでは、Indian Oil Corporation (IOC)幹部は、PTI通信のインタビューに応じ「州政府がHPLの経営権をPurnendu Chatterjee氏に与えることを認めたとは言え、再度出資を求められれば、26%のシェアと経営権を要求する」とする一方、「仮にHPLの累積損失が一定限度を超えた際には、最早出資は考えはない」と付言した。昨年8月1日に商業生産を開始したHPLは9億6000万米ドルの負債を抱えている。
同氏によると、HPLは現在のところ減価償却費/利子/税の控除以前に利益を計上しているものの、膨大な金利負担が利益を食いつぶしており、累積損失が一定額を超えれば、譬えIOCが出資しても最早黒字に転換するのは困難と言う。
「IOCは依然としてHPLにナフサを供給しているのか」との質問に、同筋は「IOCとHPLの商業関係に変化はない。しかしナフサの供給は目下のところ厳格にキャッシュ・ベースで行われており、信用取引は行っていない」と語った。
PTIの報道によれば、チャタジー氏は依然として107クロー(US$2217万)の追加投資割当額を払い込んでおらず、金融機関もHPL支配権益をチャタジー氏に譲り渡すことに不満を表明していると言う。
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