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1995-08-19 ArtNo.2814
◆＜星＞ＩＰＣ増益率、米／豪子会社の損失で予想下回る
【シンガポール】地元コンピュータ会社ＩＰＣコープの半期グループ売上は73.2％増の8億3380万Ｓドルを記録したものの、豪州／米国子会社の損失に足を取られ、グループ純益は予想を下回る13.9％増の3542万Ｓドルにとどまった。
系列会社の損失も21万8000Ｓドルから150万Ｓドルに567.4％ジャンプした。これは主にＩＰＣフランスの不振に伴うものだが、ＩＰＣ自身のフランスにおける業務は利益を上げている。パトリック・ギャム会長はオーストラリア子会社の560万Ｓドルの損失と米国子会社の360万Ｓドルの損失は「採算の見込めぬロケーションに多くの店舗を設けたマネージメント・チームの見通しの甘さが原因」とするとともに、問題点は除かれたため下半期には回復が見込めると語った。同期のグループ利益マージンは昨年同期の6.5％から4.2％に下降したが、本社レベルのマージンは9.5％から11.8％にアップしており、ギャム会長はＩＰＣ中核業務の健全さの証としている。一部のアナリストはＩＰＣが意欲的に取り組んできた米国業務の赤字は予想外のこととしているが、他のアナリストはオーストラリア／米国の損失を控除後もＩＰＣの業績は依然良好で、機関投資家は満足するだろうと指摘した。ギャム会長は下半期にはグループ・ネット・マージンも6％のレベルを回復するとしている。(ST,BT,LZ:8/18)
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