【ムンバイ】ドイツのコングロマリット、Siemensのソフトウェア開発&コンサルタンシー子会社、Siemens Information Systems Ltd (SISL)は、銀行・金融領域のソフトウェアを開発するため戦略パートナーを物色している。
ビジネス・スタンダードが2月2日伝えたところによれば、SISLのAnil Laud重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、目下物色しているのは、情報技術(IT)プロバイダーではなく、むしろ金融領域に大きなプレゼンスを有する銀行もしくは金融機関で、合弁方式の採用を検討している。SISLは銀行・金融部門の様々な領域に等しく関心を寄せている。適当なパートナーを見出すことが最も重要で、投資額等の詳細は、その後で詰めることができる。SISLは目下のところ銀行・金融関連のサービスやソフトウェア開発領域にプレゼンスを持たない。
SISLはまた、BPO(business process outsourcing)ビジネスを事業拡張戦略の中核に据え、同市場の開拓に本腰を入れており、間もなくこの方面の大口契約を獲得できる見通しだ。
SISLにはSiemens Indiaが74.8%出資、残りのシェアはドイツ本国のSiemens Business Servicesが握っている。2001年9月期年度に225.73クロー(US$4676万)の年商と、30.45クロー(US$631万)の営業利益を計上した。