【ニューデリー】国営Steel Authority of India (SAIL)は、売上の大幅減少、インプット・コストの上昇、150クロー(US$3107万)の依願退職補償等に祟られ、2001年12月期第3四半期に前年同期の698クローを85%上回る1290クロー(US$2.67億)の損失を計上した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが1月30日報じたところによれば、SAILの総合鉄鋼プラントの昨年12月の販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)の生産量は81万9000トンと、目標を1%上回った。また年初9ヶ月(2001/4-12)のそれは70万6000トンと、目標の95%に達した。厳しい市場環境にも関わらず、SAILは年初9ヶ月間に前年同期を3.6%上回る630万トンの鉄鋼製品を販売した。
BK Tripathi鉄鋼相は先月末に催された第3四半期業績検討会議の席上、現金損失(cash loss)の拡大、低水準な営業額/営業利益/純売上(net sales realisation)に懸念を表明、2005年3月までに従業員総数を10万人に縮小する事業再編パッケージの目標を達成するため2002年には一層の依願退職者を募ること、コストを削減すること、鉄鋼製品の通年の生産目標を達成すること、資金コストを引き下げ、非中核業務を処分すること等を督励した。