SEAnews 1995-08-19 ArtNo.2812

【シンガポール】シンガポールの製造業は4月と5月には各4.7％と7.3％の一桁成長に陥っていたが、6月には久々に10.3％の二桁成長を回復、上半期を通じた成長率は7.9％となった。
経済開発局(EDB)が17日発表したところによれば、6月の部門別成長率は石油精製を除きいずれもプラス成長を達成、特に過去2カ月マイナス成長に陥っていた塗料／薬品部門は、主要プラントの1つが保守のため操業を停止していたにも関わらず18.1％の力強い成長を回復した。しかし同部門の上半期の成長率は依然マイナス9.4％にとどまった。以下各部門の成長率(6月/上半期)は、機械＋21％／＋7.9％、金属加工＋15％／＋17.4％、電子＋13.7％／＋14.6％、石油精製－3.8％／－3.3％、工業化学・気体＋4.4％／＋13.4％、プラスチック製品＋9.9％／＋10.3、電機／電器＋8.4％／＋9.4％、運輸機器＋6.8％／＋2.8％、印刷・出版＋5.8％／＋2.6％と続く。先週発表された第2四半期経済レポートでは、製造業だけが成長の鈍化を記録していたが、ヨー・チュートン通産相は下半期には製造業の健全な成長基調が維持されると語っていた。(ST,LZ:8/18)