2002-02-01 ArtNo.28113
◆NTPC、Sipat発電事業でUS$11.6億借入準備
【ムンバイ】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation (NTPC)は、チャッティースガル州Sipatにおける8100クロー(US$16.78億)、借入/自己資本比率70:30のメガ発電プロジェクトのために国内及び国外において5600クロー(US$11.6億)を借り入れる計画だ。
インディアン・エクスプレスが1月31日報じたところによると、NTPCのCP Jain会長兼MDは同紙に以上の方針を語った。それによると、2400クローは内部資金や政府資金により賄い、残りの5600クローの内1200~1500クローは国内の銀行金融機関から借り入れる。またほぼ2000クローは起債、残りは輸出信用供与機関からの借入や海外商業借款で賄う。この種の借入の金利は11.5-12%と見積もられる。
NTPCは第10次5カ年計画が完了するまでに9160MW(メガワット)の発電能力を追加する計画で、そのコストは3万6000クロー(US$74.58億)と見積もられる。これらのプロジェクトとはSimhadri1000mw/Talcher2000mw/Ramagundam-III500mw/Rihand1000mw/Kawas-II650mw/Gandhar-II650mw/Anta650mw/Auraiya650mw/Koldam800mw/Barh1980mw。
NTPCはまたバングラデシュに1000mwの発電施設を設けることに関心を寄せており、同国に新政権が発足した後に改めてプロジェクトの認可を申請する計画だ。同プロジェクトで発電された電力の一部はインドに輸出される。
NTPCは州電力局が有効に利用していない既存発電施設や発電プロジェクトを引き受ける用意が有り、新規水力発電プロジェクトや風力発電プロジェクトを手掛ける機会も探っている。現在タミールナド州における風力発電プロジェクトを手掛ける可能性を検討中で、ヒマチャルプラデシュ州Mandi県における800MWのKoldam水力発電プロジェクトは最近着工されたと言う。
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