2002-02-01 ArtNo.28104
◆ACMA、中期輸出戦略下に自動車部品輸出US$10億目指す
【ニューデリー】インド自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers' Association of India)のK Kejriwal会頭は、このほど政府により発表された向こう5年間の中期輸出戦略を歓迎、「中期戦略が効果的に実行されるなら自動車部品の輸出額は今後4年間に現在の年間6億2500万米ドルから10億米ドルに拡大する」と期待を表明した。
エコノミック・タイムズが2月1日報じたところによると、Kejriwal会頭はACMAが1月31日に発表した声明の中で、「新輸出戦略はインド自動車部品業界が世界市場で重要な役割を演じる足場を築くのに役立つ。ACMAは新輸出政策が提起した諸施策にマッチした少なからぬプロジェクトに着手している」と語っている。それによると、ACMAはメンバー企業が北米のリマニュファクチュアリング・ビジネス、取り分け大型車カテゴリーに進出することを支援する特別プロジェクトを進めている。またインド産業連盟(CII)と共同で自動車部品産業の品質と生産性の向上を図るスキームも導入した。
ACMAはまた、1)インドに進出した海外の指導的車両製造業者との提携、2)インドに拠点を有する国際的な一級(tier-I)製造業者とのバイバック・アレンジ、3)海外アフター・セール市場向け直接輸出-の3施策を通じ、自動車部品の輸出を促進する。
ACMAはさらに自由貿易(free trade)もしくは優遇取引(preferential trade)地域を設けて、自動車部品関連の研究開発(R&D)センターを誘致すること、商工省が設けた自動車税基金を利用した訓練プログラムを実施し、自動車部品産業中小企業の生産性の向上を図ること等を提案した。
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