2002-01-31 ArtNo.28088
◆Samtel、PCモニター用カラー・ブラウン管の製造開始
【コルカタ】テレビジョンやPC(パーソナル・コンピューター)モニター用ディスプレー・コンポーネントの製造を手掛けるSamtel Groupはウッタルプラデシュ州Ghaziabadでカラー・モニター・ブラウン管の製造を間もなく開始する。PCカラー・モニター用ブラウン管がインドで製造されるのは初めてのこと。
インディアン・エクスプレスが1月30日報じたところによると、第1段階では今年6月までに15インチ・ブラウン管の製造を開始、第2段階では来年1月までに17インチ・ブラウン管の製造をスタートする。Samtelは最終的に同プロジェクトに約350クロー(US$7251万)を投資、年間200万台の製造を目指す。これまでこの種のブラウン管は韓国と台湾から輸入されて来た。
年商1000クロー(US$2.07億)のSamtelグループは傘下にPCモニター製造のSamtel India Ltdと、表示装置部品製造のSamtel Color Ltdを擁し、全国の7工場を通じ、カラー/白黒TVブラウン管、ガラス部品、電子銃、偏向ヨーク、カラー・モニター等の製造を手掛けている。
Samtel India LtdのAlok Dutta重役(CEO)によると、既にSamsungやLG等の多国籍企業からカラー・ブラウン管納入の引き合いを受けている。向こう2年間に年商2500クロー(US$5.18億)の達成を目指す同社の昨年の年間売上1000クローの内モニター・ビジネスがほぼ10%を占めた。昨年は17万5000台のモニターを国内OEM(相手先商標製造業者)市場に供給、一部を自社ブランドで販売した。今年は国内市場向けに20万台の生産を予定している。
Samtelは最近、TVメーカーOnidaの完全出資子会社Adonisと提携した。同提携の下、Adonisは全国140カ所の営業拠点を通じてSamtel製品にオンサイト・サービスを提供する。Samtel自身は全国16カ所にサービス・センターを設けているが、Adonisとの提携によりサービス網は大幅に拡大されると言う。
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