SEAnews 2002-01-29 ArtNo.28084

【ムンバイ】Mafatlal一族所有のNational Organic Chemical Industries Ltd (Nocil)の権益に強い関心を寄せるIndian Oil Corporation (IOC)は、赤字経営の石油化学会社を買収する技術パートナーを物色している。
インディアン・エクスプレスが1月28日、石油業界筋の消息として伝えたところによれば、ＩＯＣはしかしながら、Indian Petrochemicals Corporation (IPCL)の政府持分入札が完了後に、ＮＯＣＬの権益買収に乗り出す見通しだ。ＩＯＣはＮＯＣＬに対し、2002年半ばに行われるものと見られるＩＰＣＬの入札が完了するまで待つよう求めたとされる。技術パートナーの物色はさしたる問題ではなく、ＩＯＣは間もなく適当なパートナーを見出すものと見られる。
ＮＯＣＬはナフサ購入代金120クローの債務を負うBharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)にも、マハラシュトラ州Thane／Belapurに6500クロー(US$13.47億)を投じて進める年産10万トンのナフサ・クラッカー・プロジェクトに対する出資を要請している。同プロジェクトは資金難から遅延、ＮＯＣＬへの出資を検討していたBasellも昨年、交渉から手を引いた。ShellとBASFの50：50の合弁会社Basell Polyolefinsは2000年12月にＮＯＣＬに76％出資する意向を表明したが、結局実行を見合わせた。