2002-01-28 ArtNo.28067
◆GM、イスズ・パンサー/オペル・ベクトラ発売準備
【ムンバイ】General Motors India (GMI)は過去5年ほど比較的控えめな活動を展開して来たが、今年はイスズ・パンサーを発売し、多目的車市場でトヨタ・クオリスに挑戦するとともに、Opel Vectraを投入、超高級車Dセグメント市場への進出を果たす計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月25日GMIオフィシャルの言も引用し報じたところによれば、GMIはデトロイトの本社からグジャラート州Halolの工場でパンサーを製造することを承認された。ディーゼル・エンジン搭載のパンサーは既に極東市場で製造・販売されている。
オペル・ベクトラを完成車(CBU)輸入する計画の立案作業も最後の仕上げ段階に入っており、型式認定手続きは今年3月までに完了、最新バージョンがインド市場に紹介される。インド市場に投入されるのは、セダンではなく、ノッチバック、5ドア・バージョンになる見通しだ。GMIオフィシャルは、売り出し価格等の詳細を明らかにすることを控えた。
GMIは、中型乗用車市場全体が17%の落ち込みを見る中、2001年を通じて前年比15%増の8000台を販売、今年は1万500~1万1000台の販売を目指している。
同社は最近、全モデルを平均6.2%ほど値下げしており、Aditya Vij社長兼MDによると、値下げは自動車フリート・オペレーターに対する売上の拡大を目指したもので、この種の顧客に対する売上の営業額全体に占める比率は現在の20%から今後30%に拡大する見通しと言う。
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