【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (TISCO)の2001年12月期第3四半期の純益は、投資や資産の売却に伴う16.02クロー(US$332万)のいわゆるその他の収入が有ったにも関わらず、国外及び国内経済のダウンターンや国際市場における貿易規制に伴うマージンの下降から、前年同期の127.69クローを72.95%下回る34.54クロー(US$716万)にとどまった。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが1月25日報じたところによれば、純売上は1902.21クロー(US$3.94億)と、前年同期の1868.17クローを1.8%上回った。
また年初9ヶ月(2001/4-12)の純益は、82.43クロー(US$1708万)と、前年同期の344.43クローに比べ76%下降した。年初9ヶ月の純売上は5446.55クロー(US$11.28億)と、前年同期の5405.94クローとほぼ同レベルだった。
Tiscoは様々なコスト削減措置と、製品ミックスの調整により純益計上が実現できたとしている。
第3四半期の鉄鋼生産は94万3000トンと、前年同期の83万8000トンを12.5%、また年初9ヶ月の鉄鋼生産は260万トンと、前年同期の254万トンを2.4%、それぞれ上回った。TiscoのRC Nandrajog副社長(財務担当)によると、冷間圧延工場の稼働率は65%で、需要さえ回復すれば、何時でも100%の稼働率を実現できる。今会計年度が終了するまでには少なくとも100万トンを追加できると言う。