SEAnews 2002-01-28 ArtNo.28058

【バンガロール】耐久消費財メカー、Samsung India Electronics Limited (SIEL)は2002年度には、新モデルや新生産ラインに25クロー(US$518万)を投資、昨年比12.6％増の1520クロー(US$3.15億)の売上達成を目指す。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが1月25日報じたところによれば、Samsung IndiaのR Zutshi副社長(ｾｰﾙｽ)は先週記者会見し、以上の目標を明らかにした。それによると昨年は冷蔵庫とエアコンの製造業務に4クロー(US$83万)を投資した。昨年(2001)の売上は1350クロー(US$2.8億)と、前年の1210クローに比べ12％増加、純益は37クロー(US$766万)をマークした。経済全体がスローダウンする中で12％の成長を実現したのは特筆に値する。昨年の1350クローの売上中、58.5％、790クローは消費者用電子製品(consumer electronics)、残りの41.5％、560クロー(US$1.16億)は家電製品(home appliances)で占められた。今年は家電製品の売上が昨年比19.3％アップ、総売上の44％に貢献するものと見られ、同社は家電製品に照準を合わせている。
昨年のカラー・テレビジョン(CTV)の国内売上は前年比14％増の60万台をマーク、ＣＴＶ業界全体の9％の成長率を上回った。また輸出は10万台を記録した。今年は国内売上70万台を見込んでおり、輸出は20万台、80クロー(US$1657万)の外貨獲得を目指す。今年はまた100ＨｚプロジェクションＴＶ／プラズマ・ディスプレーＴＶ／フラットＣＴＶ／ＤＶＤプレーヤー等、ハイエンドＣＴＶを発売、デジタル化時代の先頭に立つ計画だ。またディーラーの数を50％増の8000店に拡大する。
昨年11月に洗濯機の生産に着手したＳＩＥＬは、今年初めにはエアコンの生産も開始した。昨年のエアコン販売台数は4万台、12％のシェアを占めたが、今年は6万台を販売、14％のシェア獲得を目指すと言う。