2002-01-25 ArtNo.28054
◆Dolphins、米国/シンガポール企業と衣料マーケッティング協定
【チェンナイ】タミールナド州チェンナイを拠点に輸出入やターン・キー・プロジェクト、国際アウトソーシングに関わるコンサルティング・サービスを手掛けるDolphins Technologiesは、米国企業Home Source International Inc及びシンガポール・ベースのHayton International Pte Ltdと戦略提携を結び、繊維製品の米国/欧州/極東/アジア市場向け輸出に乗り出した。
インディアン・エクスプレスが1月23日、ドルフィンの発表を引用し伝えたところによれば、米国とシンガポールに倉庫施設が設けられ、海外パートナー2社はドルフィン製品のマーケッティングを引き受ける。両パートナーは売上の3%をサービス料として徴収する。ドルフィンは今回のタイアップにより両パートナーを通じて2002-03年度には通年で1億米ドル、最終的に月間2000万米ドル余のビジネスを期待している。
ドルフィンは、シンガポールと米国の倉庫に出荷するため、月間5000着程度の製造能力を有する衣料会社70社に接触する計画で、2月にはHaytonと共同で商業生産に着手、6ヶ月以内にHome Sourceとのビジネスもスタートさせる計画だ。
ドルフィンはまた高品質な綿糸を確保するため約2万5000紡錘のキャパシティーを有する紡績工場50社を物色している。原料の綿はウズベキスタン、エジプト、オーストラリア、その他の国から輸入する。
一方、繊維の他、国際顧客向け情報技術(IT)関連のターン・キー・プロジェクトも手掛けるドルフィンは、90クロー(US$1864万)を投じてタミールナド州Erodeに20MW(メガワット)のバイオマス・ベースの発電施設を設けるため、VRR India Exports Ltdと手を結んだ。発電した電力は主に州電力局に供給、一部は直接工場に供給すると言う。
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