2002-01-25 ArtNo.28053
◆タタ・テクノロジーズ、事業拡張計画にUS$8百万投資
【ニューデリー】Tata Sonグループ傘下のTata Technologiesは、インフォテック企業の買収を含む多岐にわたる事業拡張計画を準備、2段階に分けて40クロー(US$829万)を投資するとともに、1年内に売上/利益を倍増する計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月22日伝えたところによれば、タタ・テクノロジーズのPatrick McGoldrick重役(CEO/MD)は同紙に以上の計画を明らかにした。それによると、内外の企業、取り分け自動車/航空産業関連の大手企業に情報技術(IT)コンサルティング・サービスを提供している同社は1300人の専門スタッフを擁し、コンサルティングの他、アプリケーション導入、リモート・エンジニアリング、ソフトウェア開発等のサービスも提供している。主要顧客にはTata Engineering、Airbus、Ford、DaimlerChryslerが含まれる。
プロジェクトの第1段階では2002年8月までに17クローが投じられ、マハラシュトラ州Puneに新ソフトウェア開発センターが設けられる。既に9.5エーカーの土地が買収されており、同センターではハイエンドなテクノロジー作業が手掛けられる。
また主要顧客のために5つのテクノロジー・アウトソーシング・センターが設けられ、さらに国内や海外の企業買収を通じて成長加速が図られる。
タタ・テクノロジーズの2000-01年度の営業額は80クロー(US$1657万)、利益は4.5クロー(US$93万)をマークした。輸出売上は1998年には営業額の僅か1%に過ぎなかったが、34%に拡大、次期会計年度には40%に達する見通しだ。同社は米国と欧州市場の積極的開拓を目指している。またTata Engineeringに対する売上が、2000-01年度営業額のほぼ50%を占めたが、今会計年度は30%に下降する見通しと言う。
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