SEAnews 2002-01-25 ArtNo.28046

【ニューデリー】モーターサイクル市場ナンバー・スリーに後退したTVS Motor Company Ltdは、昨年の発売以来好調な売れ行きを見せる110ＣＣモーターサイクル、TVS Victorを武器に失地挽回を図る計画だ。
エコノミック・タイムズが1月22日、ＴＶＳ筋の言として伝えたところによると、ビクターはこれまでに約4万台が予約されており、これはほぼ2.5ヶ月分の生産量に相当する。またＴＶＳにとって最大市場のグジャラート州では予約待ち時間は7ヶ月以上に達する。ＴＶＳはこうした需要の急増に応じるためビクターの月間生産台数を現在の1万5000台から3月末までに5万台に拡大する。また向こう15ヶ月間には110－125ＣＣクラスのバイクをより多く市場に投入する計画だ。しかし150ＣＣを超えるクラスに関しては需要の増加は予想されないため、125ＣＣ以下のクラスに的を絞り、一連の新製品を投入、プレゼンスを強化する。
この他、150ＣＣSuzuki Fieroの新変形モデルも準備されている。同モデルは月間7000台が販売され、同カテゴリーのリーダーになっている。
ＴＶＳはAuto-Expo 2002にTVS Victorのプレミアム・エンドとエントリー・レベルの2変形モデルを紹介した。これら2モデルは今年9月までに発売される予定だ。
ＴＶＳはスクーター、TVS Spectraがさしたる反響を呼ばなかったことからHero-Honda のSplendorやKawasaki-Calibreにチャレンジするようなヒット製品に事欠いているが、4万ルピー台に価格設定されたVictorが、その種のヒットを飛ばすものと期待している。