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2002-01-22 ArtNo.28038
◆アマラ・ラジャ、UPS市場参入と輸出に注力
【ニューデリー】蓄電池(storage batteries)や制御弁式鉛蓄電池(VRLA:valve-regulated lead acid)ビジネスを手掛ける年商155クロー(US$3211万)のAmara Raja Batteries (ARBL)は、次期会計年度には無停電電源装置(UPS)市場に参入するとともに輸出拡大に本腰を入れる。
インディアン・エクスプレスが1月19日報じたところによれば、産業用バッテリーと自動車用バッテリーに分類される市場規模1450クロー(US$3億)と見積もられる蓄電池ビジネスは、目下成長が鈍化している。
VRLAバッテリーの成長は主にテレコムや鉄道等のインフラ部門に牽引されているが、ARBLはIndian Railways/Bharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)/Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)/Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)等にその製品を納入、ほとんど同市場を独占している。しかし同部門の売上はこれらの顧客の注文に依存している。
ARBLのJayadev Galla重役(ED)によると、基本電話サービスの成長鈍化から、過去2年テレコム・バッテリー・ビジネスも萎縮している。業界はテレコム・バッテリー市場の50%の成長を予想したが、実際には10%の落ち込みを見た。しかし国内長距離(NLD)電話市場に参入したプレーヤーらがそのサービスを開始するなら、次期会計年度は20~25%の成長が見込まれ、こうした成長基調は将来も維持される見通しだ。またVRLA市場における同社のシェアは維持できる見通しで、実際のところ5%ポイントの拡大を見ている。
今後の成長領域と見られるUPS市場の開拓を目指すARBLは、3月には新製品“Kombat”を発売、初年度に15%のシェア獲得を目指す。
ARBLは既に英国、日本、アフリカ、中東、インドネシアを含む様々な諸国への輸出を開始しており、国内における相手先商標製造業者(OEM)市場及びリプレースメント市場開拓の積極化ともあいまって、今会計年度には200クロー(US$4143万)、来年度は280クロー(US$5800万)の売上が見込めると言う。
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