SEAnews 2002-01-22 ArtNo.28031

【ムンバイ】二輪車販売全体の22％を占めるスクーターの販売台数は、2001年4－12月の間に67万311台をマーク、前年同期の66万6251台を僅かに上回った。
エコノミック・タイムズが1月21日報じたところによれば、1年前には月ごとに最大50％の落ち込みが記録されたスクーター販売は、既に底入れし、2001年8月7万3787台、同9月7万4103台、同10月7万4140台、同11月7万9560台と、過去6ヶ月ほとんど月ごとに増加して来た。12月の販売台数は6万2346台に下降したが、12月の自動車販売のスローダウンは例年のことである。これはニュー・イヤー・タグに期待する顧客が買い控えをするため。
しかし製造業者らは、販売増加の理由を大幅な値下げと、各メーカーの趣向をこらした販促活動に帰している。また2001年4－12月の販売台数は、1998年4－12月に記録された91万2087台には遠く及ばず、Bajaj AutoやLMLのマニュアル・ギア付きスクーターの年間販売台数は130万台から70万台にほとんど半減した。加えてホンダの参入でBajaj Auto、TVS、Kinetic等の自動変速ギア付きスクーターの販売は、競争過熱の脅威に晒されている。Honda Motor & Scooterは、営業開始以来月間平均6000台を販売している。
モーターサイクルの販売は月間ベースでほとんど35％の伸びを続けているが、モーペッドの販売は10％前後の落ち込みを見ている。業界観測筋は、モーペッド販売のマイナス成長と、モーターサイクルの急速な成長は、顧客の好みの変化を反映していると指摘する。