SEAnews 2002-01-21 ArtNo.28019

【ニューデリー】シーメンス・グループ企業Osram Gmbhが完全出資するOsram Indiaは、自動車照明器具新製品を主要メーカーに売り込み、相手先商標製造業者(OEM)市場におけるシェアを拡大するとともに、アフター・セール／サービス市場の開拓にも乗り出している。
インディアン・エクスプレスが1月19日報じたところによると、オスラム・インディアのGagan Mehra重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、同社はFord India、Daimler Chrysler、General Motors、Mahindra & Mahindra、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)、Maruti Udyog Limited(MUL)、Hyundai を含む主要自動車メーカーに、Cool Blue technology lamp／Halogen H7／Halogen H8／ヘッドライト用High Intensity Discharge Xenarc Lamps等、新照明システムの売り込みを図っている。オスラムはまた発光ダイオード(LED)を用いたセンター・ハイマウント・ストップ・ランプ(CHMSL)も近くインド市場に紹介する。ＣＨＭＳＬは向こう2年間に乗用車への取り付けが義務づけられる見通しだ。ＬＥＤランプの寿命は10万時間と、乗用車の全ライフサイクルをカバー、その間交換する必要がない。
インド自動車用照明器具ＯＥＭ市場に進出して4年、これまでに30％のシェアを獲得したオスラム・インディアは最近、Daimler Chrysler IndiaともＯＥＭ契約を結んだ。
ＯＥＭ市場の3分の1のシェアを占めるオスラム・インディアが、アフター・セール市場に進出するのは自然の成り行きと言える。同社は目下ディーラーの指名を行っており、6ヶ月以内に約50社のディーラー網が構築されると言う。