SEAnews 2002-01-21 ArtNo.28017

【コルカタ】西ベンガル州コルカタ拠点のSRMB Udgyog Limitedは、コルカタ近郊DankuniにＴＭＴ(thermo-mechanically treated)バーの製造施設を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月18日報じたところによると、Beriwala一族に率いられるＳＲＭＢのAshish Beriwala取締役は、同紙に以上の計画を明らかにした。それによると20ｈａの用地は既に確保、2003年半ばの操業開始を目指している。年産10万トンのＴＭＴバー製造施設のコストは6～7クロー(US$124万-145万)と見積もられ、内部資金と借入で賄われる。同社は目下、西ベンガル州政府に優待電力料等、奨励措置の適応を求めている。
ＳＲＭＢはSAIL、Tata Steel、Rashtriya Ispat Nigam Limitedに次ぐ、国内第4位のＴＭＴバー・メーカーで、Paharpurに設けた年産10万トンの製造施設の稼働率は目下55％。同社は他社製ＴＭＴバーの取引も手掛けている。2000－01年の年商110クロー(US$2279万)の内60％は製造業務、残りはトレーディング業務で占められている。
国内ＴＭＴバー市場はまだ復調していないが、ＳＲＭＢは南アジア地域協力連合(SAARC)諸国等にＴＭＴバーを輸出する計画だ。同社は現在月間8万米ドルほどの輸出収入を稼いでいる。ＳＲＭＢは目下40～50社のディーラーを擁するが、4ヶ月以内に150社に拡大することを目指していると言う。