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2002-01-21 ArtNo.28012
◆中核インフラ部門、12月に4.2%の成長回復
【ニューデリー】セメント部門の復調に支えられ、昨年12月の中核インフラ部門6業種(原油/石油精製/石炭/電力/セメント/鉄鋼完成品)の成長率は4.2%をマーク、前年同月の2.7%に比べ改善した。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが1月19日報じたところによれば、12月にはセメント、石炭、鉄鋼完成品の市況に回復が見られたが、原油、石油精製、電力部門は低迷状態が続いた。また年初9ヶ月の成長率は2%と、前年同期の6.8%を大きく下回る低調なパフォーマンスを示した。
セメント部門の12月の成長率は14.7%と、前年同月のマイナス11.5%とは対照的なトップ・パフォーマンスを示した。年初9ヶ月の成長率も6.4%を記録、前年同期の2.1%を上回った。
鉄鋼完成品は12月に3.7%の成長を見、前年同月の2%の成長を上回った。しかし年初9ヶ月の伸びは0.3%にとどまり、前年同期の9%以上の成長から顕著な鈍化を見た。
石炭部門の12月の成長率は2.4%と、前年同月の0.7%を上回ったが、年初9ヶ月の成長率は3.5%と、やはり前年同期の5.4%に及ばなかった。
昨年12月の原油生産は、様々な社会・経済上の問題に祟られ前年同月の5.4%の伸びから1.1%のマイナス成長に後退した。また年初9ヶ月の成長率も前年同期の0.7%のプラス成長から1.9%のマイナス成長に陥った。
石油精製部門の12月の成長率は、Mumbai Highからの不安定な原油供給や輸入原油デリバリーの遅れ、Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)製油所の操業停止、さらにはKochi製油所製品の品質問題等から前年同月の11.3%のプラス成長から8.8%のマイナス成長に落ち込み、年初9ヶ月のそれも前年同期のプラス25.9%からマイナス4.2%に急降下した。
12月の電力生産の伸びは、昨年同月の4.2%から3.7%に、年初9ヶ月のそれは前年同期の4.8%から2.8%に、それぞれ鈍化した。
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