2002-01-18 ArtNo.28008
◆米・EU・日・加産冷間圧延ステンレス鋼板に反ダンピング税
【ニューデリー】大蔵省は商工省傘下の反ダンピング局(ADA:anti-dumping authority)の報告に基づき、米国/欧州連合(EU)/日本/カナダから輸入される冷間圧延ステンレス鋼製品に対し暫定反ダンピング税を課した。
インディアン・エクスプレスが1月16日伝えたところによれば、米国産にはキロ当たり0.60-0.82米ドル、日本産には同0.25-0.70米ドル、EU産には同0.37米ドル、カナダ産には同0.20米ドルが課され、課税期間は今年6月27日まで。北米産のこの種のタイプの鉄鋼製品に反ダンピング税が課されたのは今回初めてのこと。
ADAはJindal Stripsの訴えに基づき調査を行ったもので、同社は冷間圧延ステンレス鋼板の国内生産の25%を占めている。
インドは世界貿易機関(WTO)の反ダンピング規約に調印しており、反ダンピング措置を採用した国としては米国、EU、南アフリカに次ぎ4番目。
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