【ムンバイ】Steel Authority of India Ltd(SAIL)は向こう2年間にさらに2万人を整理する計画で、来週は第3次依願退職者を募集、今年内に約1万人の整理を目指す。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが1月17日伝えたところによると、SAILのA K Singh取締役はこのほど以上の方針を明らかにした。それによると、現在の総従業員数は12万5000人だが、2年間に10万人以下に縮小することを目指す。ちなみに第1次依願退職スキームには6000人弱、第2次スキームには1万3600人が応募した。
SAILはこの日、新たに開発した高度耐蝕建築用鋼材(HCRS:high corrosion resistant structural steel)を披露した。腐蝕を最小限にとどめ、寿命を延長するだけでなく、材料コストを引き下げるような鋼材の開発が求められているが、比較的ハイ・コストなクロムとニッケルに代え燐と炭素を用いることにより品質を犠牲にすることなくコストを引き下げることができる。HCRSはSAILのBhilai Steel Plantとビハール州RanchiのResearch and Development Centre for Iron and Steelが共同で開発したと言う。